右脳系エンジニアのブログ

エンジニアとしての生き方のプロトタイピング、新しい社会のプロトタイプづくりをしています。

「オーナーシップ」をもう少し具体的な定性的指標に落とそうとしてみた。

「主体性」なんて表現したらわかりにくいから、考える

オーナーシップは主体性なんて表現されるけどなんかわかりにくいし、 仮にそれを人に指摘するとして、主体性がないなんていったら大概の人は「そんなことない」っていうわけで、改善してもらうためにもあまり適切ではない。

だから、もう少し発揮できている度合いについて定性的に考えてみる

オーナーシップが発揮できている状態

Lv1.問題の解決に取り組んでいる

まず何よりもこれだと思う。

自分が対象とすべき問題の解決に実際に取り組んでいる状態である。

これをできている人は多いと思う。

Lv2.問題は解決できると考えている

意外とこれも大事だと思う。取り組んでは居るが実のところ解決は難しいなんて考えている場合や、自分が今与えられたことをやっていれば誰かや時間が解決してくれるだろうなんて思っている場合、それはオーナーシップを十分に発揮できているとは言えない気がする。

ただ、受動的に問題に「向かうことになっている」のであって「自分の意志で向き合っている」のではない。

Lv3.同じ問題に向かうはずの人と対立構造を作らない。

ここまで考えている人は少ないと思う。本来同じ問題に向かっているはずの人たち(会社の中で自分が開発者なら、セールスやコンサルタント。部下や上司も。お客様も。)と対立するような構造を作らない状態、存在していれば解消する方向に動いている状態。

これができていないというのは、問題に本質的に向き合っていなくて自分の利害関係が働いてしまっているということがいえると思う。

Lv4.同じ問題に向かうべき人を巻き込んで協働できている

その上で、具体的に彼らと協働することができている

保守担当なら、セールスと協働してマーケットの情報を分析し、それを定量的に示すことで開発にも十分に理解してもらった上で製品開発に取り組んでもらうというようなやり方がとれている状態である。

これができているというのは、問題に対して解決をするために多方面の協力が必要だと理解し、実際に取り組めているということ。これが一番良い状態。