右脳系エンジニアのブログ

エンジニアとしての生き方のプロトタイピング、新しい社会のプロトタイプづくりをしています。

仕事をやめてから約半年で考えたこと

結局何したのか

  • 2月 色んな所に顔出し。面白いことがあったら飛び乗ってみた。手続き等グダる。
  • 3月 面白そうだから南相馬でやってみようと決意。その後約1ヶ月先方音沙汰がなく手持ち無沙汰になって焦る
  • 4月 しょうがないのでコンティンジェンシープランを考えだす。先方に決断要求を改めてする。
  • 5月 ちょこちょこ動き始める。自分の+南相馬サイドでも仕事もいくつかもらう。自分が提案した案件が始めて通る
  • 6月 ↑の案件をこなしながら始めての請求書
  • 7月 埒もあかないし貯金もあんまり無いのではよお金の出し方決めろと言わんばかりに南相馬に突撃 ←今ココ

なぜそうしたのか

割と聞かれるのが「丹後にいくのではなく南相馬でやることにしたのか」という質問。

僕が退職するタイミングでは京都の京丹後からもちょっと仕事をしないかみたいな提案をもらっていて、実際に行きましたが環境的にも食事も文化もあるよい地域だったので、ハッキリいって非常に魅力的だなぁと感じていました。

退職時のエントリーには「美味しいご飯を食べながらアソビの活動をして、余裕があればプログラミングをして過ごす、規則正しくねる。 という生活スタイルをとってみようと思っています。」とある通り、僕にとって「美味しいご飯を食べる」は割と重要なファクターにも関わらず、一方で現状の南相馬では満たすことがなかなか難しい(主に放射能的な要因で)状況なのですが、なぜあえてそこに飛び込んだのかという話で。

A.面白いことをやることと、環境の選択の「チャンスの多さ」を天秤にかけた。

ハッキリいって背水の陣もいいところな環境なので、逆に先進的な取り組みを出来る可能性があること、「復興」や「国難」、「社会市民として総力を上げて解決すべき問題」という文脈がある中で、各分野のトップランナーが集まってくる可能性があることが福島の面白さだと思っています。

そういう意味では、今だから出来る事、今を逃せば出来ないかもしれないことであって、ここに自分が飛び込む意義を見出したわけです。美味しいご飯を食べられる環境はたぶんいつでも手に入るけど、エキサイティングな仕事をするチャンスはなかなか手に入らない。

だから優先すべきはこっちだろうと思い、いまの決断に至ったわけです。

コンビニ飯で食いつなぐことも多い現状、ちょびっとだけ後悔することもあるけどNe。

全体を通して思ったこと

やっぱりなんというか上手くいかない不安が勝りました。というか今も勝っています。

それでもなんとかやりくりしつつ上手く行ける形を模索している感じです。

不安ではありますが、状況を楽しめている部分もあるので前職で仕事を続けているよりかはエキサイティングでいいかもとは思い始めています。

が、やっぱり夜中一人で寂しい時は後悔しそうになったりやめたくなることもあります。

全部が新しい。人も仕事も場所も。

とにかく全部が新しくなりました。

これまでに仕事をしたことのない人達と、これまでやったことのない仕事を、これまでにやったことのない場所でやるのは大きなストレスである一方で毎日が創意工夫にあふれて楽しいなと感じることが多いです。

決められることが多い。

仲間も、仕事も、仕事の仕方も全部自分で決められます。決めないといけないということでもありますが、その煩わしさの分だけ楽しいこともあります。

社会のレールの外側で生きる恐怖というか、不安というか。

非サラリーマンであること

毎月決まってお賃金がもらえるわけではありません。

明確な契約が存在しない場合もままあります。

1か月後には決まるだろうと思っていたことが3ヶ月4ヶ月ずるずると決まらないことがあります。

自分が話していた相手が実は決裁権限がなくて後々ひっくり返されることがあります。

あるいは一緒に仕事をしていた人の能力が足りずにプロジェクト事態が頓挫することもあります。

保険や税金を自分で処理しないといけないことは意外と煩雑な作業であることに気付かされます。

経理も同じです。

収入が入らないタイミングに預金額だけが目減りしていくことには恐怖を覚えました。

非労働集約型の業務が多くなったこと

前項と繋がりますが、前職でも労働集約型ではない、レバレッジポイントがあったとはいえ、失敗してもゼロになることはありません。

でも例えば提案型の仕事をすると決まらないと収入はゼロです。だからといって4つも5つも案件を持って、稼働率をあげられるような仕事でもありません。

プログラミングみたいにレバレッジポイントがありつつもある程度労働集約的な性質のある仕事=やっていれば大抵いつかは完成して収入になる が如何に精神と収入の安定につながることなのか気付かされます。

これから

結局なんだかんだで決まった働き口が見つかっていないという有り様なのですが、まぁなんとか上手くやっていきたいなと思う所存です。

こんな性格なので、ネガティブになるシーンも結構ありますが基本的にはのらりくらりとなんとか生きていこうと思っています。引き続き応援頂ければ嬉しいです。