右脳系エンジニアのブログ

エンジニアとしての生き方のプロトタイピング、新しい社会のプロトタイプづくりをしています。

第6回「ソフトウェアテスト技法ドリル」勉強会 - ペアワイズ

先週末に掲題の勉強会に参加してきました。

基本的にはこの内容を学ぼう、というものらしいです。

ソフトウェアテスト技法ドリル―テスト設計の考え方と実際
  • 秋山 浩一
  • 発売日 : 2010/10
  • 出版社/メーカー : 日科技連出版社]


ペアワイズと直交表の比較で解説が進んだのですが、
直交表を上手くつかうとかなり高度な統計処理に利用できる、ということらしいので
調べてみた。

直交表はどのような解析に利用できるのか

「分散分析」という分析手法でよく利用されているらしいです。

これでわかるのは「どれとどれが強く関わっていそうか」や相互作用についてらしいです。
どちらかというとソフトウェアテストより自然科学とかに利用されるらしいですが、
ソフトウェアテストでも、
「Aという因子とBという因子は関連性が極めて高いのでAの因子が出たときはBの因子も一緒に組合せよう」みたいなことが数値的な裏づけをもって表現することが出来たりするかもしれません。

ペアワイズは広範囲・多入力の無作為組み合わせが可能

ペアワイズのメリットは直交表が因子数が増えるにしたがってテストケースが1次関数的に増加するのに対し、ペアワイズは対数的増加になるため、テストケース数を
抑えやすい。とのこと。

直感的に理解はしていましたが、論理的に表現するとこうなるのですね。フムフム。
個人的には、直交表よりもペアワイズ+他のテストで品質を担保していくほうが
よいような気が、これまた直感的な意見ですがそう思っています。
たぶん社内の状況とか見えてる範囲によって違うのでしょうけど。

PICTを使いこなそう

僕は会社の時間を使ってPICTMasterでテストをつくったりとか、
PICTのラッパーをつくってデータをDBに保存できるツールを作成していた
(これってニーズあるのかな?)ので、結構PICT周りの操作は慣れてました。

でも、まだまだ使えてない機能(シードとか/e:fileとか)があるので、
これからも勉強していこうと思います。




その他、ペアワイズ関連のツールは以下のページで多数紹介されています。
http://www.pairwise.org/